ゲームマーケット2025春に向けて制作したイベントカード{炎鎖の使い手 フレイリア}
今回はイラストレーターのしんいし智歩様にご担当いただいた本カードのプチ制作裏話をお届けします。

このカードが場に出た時、場のDEF100以下のキャラクターを1枚選ぶ。そのカードを破壊しても良い。

イラストレーターについて

SNS(X):@ChihoIshi
プロフィール:https://potofu.me/chihoishi
フルアート化の方針
スターターデッキ第1弾「Flame Awake」で登場したカードのフルアートカードバージョンとして描きおろして頂きました。
イラストの制作依頼書にはポーズ情報やキャラクター情報を記載しますが、フルアートカードは縦方向きになるためイラストも縦で依頼させていただきました。

レジェスタのカードの通常イラストはやや横長で、フルアートは縦長です。そのため、作成いただくイラストもどちらのフォーマットで使用するものか(もしくは両方使用するのか)を考えたうえで依頼する必要があります。

また、人間や塔といった縦に長いものは縦方向のイラストが向きやすく、犬などの4足動物や電車といった横に長いものは横方向のイラストが向きやすいと考えられます。
もし被写体の特性とフォーマットが噛み合わない場合は工夫が必要です。物体を寝かせる、構図を大胆に切り替える、あえて小さく配置して余白で魅せるなど。

依頼文には「どのフォーマットで使うか」「両方で使う可能性があるか」まで明記しておくのがおすすめです。
実制作で起きたこと
{炎鎖の使い手 フレイリア}のラフから清書まで問題ない形で進行していましたが、実際にカードの版面へ最大サイズで落とし込んだところ、フレイリアの頭部付近にリードマーカーやキャラクター名などのUI要素が重なってしまうことが判明しました。

そこでしんいし智歩様に追加対応をお願いし、画面上部の天井側背景を描き足していただきました。キャラクターの存在感は保ちつつ、UIとの干渉を避けられる版面設計にして商品化しています。

まとめ
落とし込みをして初めて気づくことも多いですが、なるべく修正依頼なく完了できるよう、依頼時点でアイコンや名称が重ならないように上下左右に「背景の余白」を確保していただくことの明記を行うといった対策をしています。
フルアートカードは絵の迫力を最大化する一方、UIやテキストと直接イラストが被るため通常イラストよりも考えて依頼する必要があります。イラストの魅力を守りつつカードとしての可読性も両立するために、依頼段階からフォーマットと版面要件を具体化することや、フルアートカード側のフォーマットでも工夫できることはあると思います。
今回の裏話が、他のゲームやTCG制作における依頼のヒントになればうれしいです。
