AI生成イラストの利用について

(2024/07/09 文化庁「コンテンツ制作のための生成AI利活用ガイドブック」追加項目を記載しました)
(2025/02/21 文化庁「AIと著作権に関するチェックリスト&ガイダンス」の項目について記載しました)

もくじ

レジェンド・オブ・スターズの生成AIの利用ガイドライン

Legend of Starsではカードイラストにイラストレーターと生成AIをどちらも利用・依頼して制作しております。

昨今、イラストレーター・クリエイターの著作権を著しく侵害する、目に余る生成AIの使用がインターネット上で散見されます。
Legend of Stars では上記の傾向の見られる生成AIの使用は否定的な立場をとっております。
生成AIの使用について下記項目を遵守し、どちらも両立して使用できるよう常に実施と対策を行っております。

生成AIを使用しての著作権の取り扱いについては文化庁の[令和5年度著作権セミナー「AIと著作権」]の資料基準を基に作成し、随時更新されるガイドラインに従い利用していく予定です。

AIイラスト生成に際して既存作品との類似性(他人の著作物と同一・類似)、依拠性(他人の著作物に依拠)に該当しないよう、すべてのイラストに対して下記対策を実行しております。

  1. 商用利用を許可している生成AIのみを利用しています。
  2. 生成するプロンプトに固有名詞を入れない(例:「東京タワー」「iPhone」等、またゲーム・アニメ・漫画その他あらゆるジャンル作品のタイトル・キャラ名等)ことで著作権違反のイラストが生成されないように制御しています。
    ※この他、プロンプト上で著作権法に違反するものを生成しないようオリジナルの文言を追加し制御しています。
  3. Googleレンズを使用した画像検索によって生成されたイラストに酷似した作品がないかを確認します。
  4. 画風を決定するようなプロンプトにおいて、現存する著作物に対して指定を行いません。

今後の施策として、生成AIイラストによる著作権違反が発生しないよう追加で対策を検討しております。

また特定のイラストレーターのイラスト・写真のみを過剰に学習させたAIモデル(所謂Loraモデル)は道徳的観点及びAI開発・学習段階 (法第30条の4)の”将来における著作物の潜在的販路を阻害するか”に抵触していると考えており、上記の傾向の見られるAIイラストモデレータは使用しておりません。

上記モデレータの不使用に加え、著作権を得ていない著作物(イラスト・画像・動画等)・制作頂いたイラストを許諾なくモデレーターに取り込んでのAI生成も実施致しません。

文化庁「AIと著作権に関するチェックリスト&ガイダンス」についての追記

令和6年7月31日、文化庁から「AIと著作権に関するチェックリスト&ガイダンス」についての資料が公開されました。
著作権侵害低減の措置について、「AI開発者」「AI提供者」「AI利用者」「業務外利用者」の4分類の視点で説明されています。

「レジェンド・オブ・スターズ」ではこれらのうち、「AI利用者」に該当します。そのため下記PDF資料17項以降のチェックリストについて、レジェンド・オブ・スターズ運営側の現状と対策をご紹介します。

https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/aiandcopyright.html

3-1-1 利用しようとする生成AIについての適切な情報確認

レジェンド・オブ・スターズ運営では常に最新の生成AIのアップデートや情報を確認し、AI開発者やAI提供者が提供する学習済みモデルに関する情報を確認しております。
これらのうち、特定のクリエイターの作品である少量の著作物のみを学習データとしている懸念のあるサービス、LoRA(Low-Rank Adaptation)等の手法によって学習データの創作的表現を出力させることを目的としているとみられるサービスの利用排除を行っています。

3-1-2 著作権侵害に対する適切な予防措置及び対応の検討

レジェンド・オブ・スターズ前述の通り以下の規則に従いAI利用を行っております。
商用利用を許可している生成AIのみを利用しています。

  • 生成するプロンプトに固有名詞を入れない(例:「東京タワー」「iPhone」等、またゲーム・アニメ・漫画その他あらゆるジャンル作品のタイトル・キャラ名等)ことで著作権違反のイラストが生成されないように制御しています。
    ※この他、プロンプト上で著作権法に違反するものを生成しないようオリジナルの文言を追加し制御しています。
  • Googleレンズを使用した画像検索によって生成されたイラストに酷似した作品がないかを確認します。
  • 画風を決定するようなプロンプトにおいて、現存する著作物に対して指定を行いません。

3-1-3 AIシステム・サービスへの著作物の入力が「 非享受目的」の要件*を満たすか確認

生成するプロンプトには一般名詞のみを用い、各項目がランダムに出力されるように制御を行っております。また意図的に複数の一般名詞をプロンプトに入力することにより偶発的な既存・著作物のキャラクターが生成されないよう対策を行っております。

ex) プロンプト「黄色 ネズミ」→生成物が「ピカチュウ」に寄りやすい
  プロンプト「黄色 ネズミ リンゴ 機械 骸骨」→存在しない生物を出力しやすい

3-1-4 生成物の生成と利用では著作権侵害の判断が異なり得ることに留意

「AI生成物の生成自体は適法に行える場合でも、生成物を更に利用しようとする場合は、著作権侵害を生じさせないか確認」
全ての生成したAIイラストについて、Googleレンズを使用した画像検索によって生成されたイラストに酷似した作品がないかを確認しています。

3-1-5 生成物の利用に先立って、既存の著作物と類似した生成物となっていないか確認

3-1-4項同様に、生成物の「類似性」及び「依拠性」に結びつく可能性の高い著作物がないかを監視しています。

3-1-6 関係するステークホルダーに対して、AIの利用について適切に説明

本ホームページ(https://legend-of-stars.com/)について、AI生成利用についてのページを設置しています。
また各ステークホルダーについても事前にAI利用について文章や口頭にて適切に説明を行っております。

3-1-7 生成に用いたプロンプト等、生成物の生成過程が確認可能な状態の確保に努める

AI生成物の利用に際しては、まずは既存の著作物と類似していないか確認することが重要ですが(3-1-5参照)、これに加えて、依拠性がないことを説明できるよう、生成に用いたプロンプト等、生成物の生成過程を確認可能な状態にしておくよう努めることが望まれます。

レジェンド・オブ・スターズでは、未使用・不採用のイラストも含め全イラスト・全プロンプトを保存・保管しています。
また使用したプロンプトについては、スプレッドシートを用いて一覧で確認できるよう保管を行い、「依拠性」に関する透明性を確保しています。

3-1-8 生成AIの仕組みや技術の概要等について、広く情報提供

レジェンド・オブ・スターズでは、適切な生成AI利用を行うよう各種内部規定を制定しております。
また生成AIの動作メカニズムを把握し、特定の著作者のイラストに寄りやすい生成方法を使用しないよう注力しています。

文化庁「コンテンツ制作のための生成AI利活用ガイドブック」についての追記

2024/07/05、経済産業省から「コンテンツ制作のための生成AI利活用ガイドブック」が公表されました。
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/contents/aiguidebook.html

上記ページから[コンテンツ制作のための生成AI利活用ガイドブック]及び[事業報告書(コンテンツ産業における先端的技術活用に関する調査)]の閲覧が可能です。

上記資料から本ゲーム制作についての懸念点は[知的財産権及びその他の権利・侵害]についてが最も該当する項目と考えております。

製作工程における具体的な対応策(主に著作権侵害の可能性への対応例)([事業報告書(コンテンツ産業における先端的技術活用に関する調査)]内74P)について、Legend of Stars では全ての項目について予め検討・対応を行い導入しております。

経済産業省・文化庁からの生成AIによる著作権侵害への対応策に加えて、独自の著作権侵害対策も実施する予定です。

引用元・参考文献

・経済産業省「コンテンツ制作のための生成AI利活用ガイドブック」
 https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/contents/aiguidebook.html

・経済産業省「事業報告書(コンテンツ産業における先端的技術活用に関する調査)」
 https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/contents/ai_guidebook_set.pdf
 

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