AI生成イラストの利用について

(2024/07/09 経済産業省からの「コンテンツ制作のための生成AI利活用ガイドブック」追加項目を記載しました)

Legend of Starsではカードイラストにイラストレーターと生成AIをどちらも利用・依頼して制作しております。

昨今、イラストレーター・クリエイターの著作権を著しく侵害する、目に余る生成AIの使用がインターネット上で散見されます。
Legend of Stars では上記の傾向の見られる生成AIの使用は否定的な立場をとっております。
生成AIの使用について下記項目を遵守し、どちらも両立して使用できるよう常に実施と対策を行っております。


生成AIを使用しての著作権の取り扱いについては文化省の[令和5年度著作権セミナー「AIと著作権」]の資料基準を基に作成し、随時更新されるガイドラインに従い利用していく予定です。

AIイラスト生成に際して既存作品との類似性(他人の著作物と同一・類似)、依拠性(他人の著作物に依拠)に該当しないよう、すべてのイラストに対して下記対策を実行しております。

  1. 商用利用を許可している生成AIのみを利用しています。
  2. 生成するプロンプトに固有名詞を入れない(例:「東京タワー」「iPhone」等、またゲーム・アニメ・漫画その他あらゆるジャンル作品のタイトル・キャラ名等)ことで著作権違反のイラストが生成されないように制御しています。
    ※この他、プロンプト上で著作権法に違反するものを生成しないようオリジナルの文言を追加し制御しています。
  3. Googleレンズを使用した画像検索によって生成されたイラストに酷似した作品がないかを確認します。

今後の施策として、生成AIイラストによる著作権違反が発生しないよう追加で対策を検討しております。

また特定のイラストレーターのイラスト・写真のみを過剰に学習させたAIモデル(所謂Loraモデル)は道徳的観点及びAI開発・学習段階 (法第30条の4)の”将来における著作物の潜在的販路を阻害するか”に抵触していると考えており、上記の傾向の見られるAIイラストモデレータは使用しておりません。

上記モデレータの不使用に加え、著作権を得ていない著作物(イラスト・画像・動画等)・制作頂いたイラストを許諾なくモデレーターに取り込んでのAI生成も実施致しません。

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2024/07/05 経済産業省「コンテンツ制作のための生成AI利活用ガイドブック」についての追記

2024/07/05、経済産業省から「コンテンツ制作のための生成AI利活用ガイドブック」が公表されました。
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/contents/aiguidebook.html

上記ページから[コンテンツ制作のための生成AI利活用ガイドブック]及び[事業報告書(コンテンツ産業における先端的技術活用に関する調査)]の閲覧が可能です。

上記資料から本ゲーム制作についての懸念点は[知的財産権及びその他の権利・侵害]についてが最も該当する項目と考えております。

製作工程における具体的な対応策(主に著作権侵害の可能性への対応例)([事業報告書(コンテンツ産業における先端的技術活用に関する調査)]内74P)について、Legend of Stars では全ての項目について予め検討・対応を行い導入しております。

経済産業省・文化省からの生成AIによる著作権侵害への対応策に加えて、独自の著作権侵害対策も実施する予定です。

引用元・参考文献

・経済産業省「コンテンツ制作のための生成AI利活用ガイドブック」
 https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/contents/aiguidebook.html

・経済産業省「事業報告書(コンテンツ産業における先端的技術活用に関する調査)」
 https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/contents/ai_guidebook_set.pdf
 

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